パフォーマンスと信頼性を追求した
様々なビジネスシーンにテラステーション
複数部署で使える大容量ファイルサーバー

SMB/CIFSをサポートし、Windows、Mac、Linux/UNIXクライアント環境が混在するネットワークでもファイルを共有可能。グループ・ユーザー毎にアクセス制限が行え、セキュアで効率的なデータ管理が行えます。
オフィスのクライアントPC、サーバーをバックアップ

クライアントPCから各種サーバーまで、ありとあらゆるビジネスデータのバックアップをサポートします。
・Windows標準バックアップ対応
・MacのバックアップができるTime Machine対応
・各種サーバーバックアップソフトウェア対応
仮想サーバーのストレージ用として(iSCSIターゲット)

iSCSIターゲット機能を搭載する本製品は、VMwareなどの仮想環境の増設ストレージとして使用できます。
10GbE標準搭載なので、10GbEのサーバー環境へも導入できます。
また、ボリュームを複数作成することで、各ボリュームをNASかiSCSIストレージかを選んで使用可能なので、本製品1台を多目的に使用することもできます。

10GbE&クアッドコアCPUを搭載
サーバーバックアップの高速化と安定稼働を実現
高速化
高速イーサーネット10GbE/5GbE/2.5GbE標準搭載

10GbE(10ギガビットイーサネット)を標準搭載しているため、NASへの10GbE搭載LANカード増設なしで、10GbEのハイスピードを使用できます。
また、IEEE802.3bz規格にも対応しており、多くのビルで既に敷設されているカテゴリー6ケーブルやカテゴリー5eケーブルの環境であっても、同規格に対応したスイッチに変更するだけで、5GbEや2.5GbEのスピードにてご利用いただけます。
10GBASE-T / 5GBASE-T / 2.5GBASE-T / 1000BASE-T / 100BASE-TX : 2ポート
1000BASE-T / 100BASE-TX : 2ポート
※10GbEをご利用になる場合は、10GbEに対応したスイッチと、添付のLANケーブル または、カテゴリー6A以上のLANケーブルを使用する必要があります。
1.7GHzクアッドコアCPU + RAIDアクセラレータ搭載

CPUにAnnapurna Labs Alpine AL314 クアッドコアプロセッサーを採用し、さらなる高速化を実現。オフィスの情報共有スピードを引き上げるハイパフォーマンスモデルです。
さらに、パリティ計算用のハードウェアエンジン「RAIDアクセラレータ」を搭載しており、RAIDを構築して使用されることが一般的なNASにおいて、より高速で安定した動作を可能にしています。
※RAID5/6のパリティ計算時に動作します。
8GB大容量のECCメモリを搭載

8GBの大容量メモリーを採用。
ファイルサーバー、バックアップ、レプリケーションなど様々な用途でNASを使用しても、安定した動作を実現します。
また、サーバー機などで使用されているECCメモリーモジュールを搭載。
メモリーに誤った値が記録されていることを検出し、正しい値に訂正しながら動作させるので、データエラーが発生してもシステムを停止せずに運用できます。

10GbE環境の構築に欠かせない10GbE対応スイッチ
全ポート10GBASE-T、5GBASE-T、2.5GBASE-Tに対応したスイッチ(BS-MP20シリーズ)と組み合わせることで、10GbE、5GbE、2.5GbEのハイスピードな環境を構築します。
>>BS-MP20シリーズの詳細はこちら
1GbEの上限値を超えた速度を実現

1GbEの上限値を超えた転送スピードを実現する10GbEを標準搭載。
書き込み読み込みともに、従来製品と比較し、10GbEを搭載した本製品は速度アップを実現しました。
NASのファームウェアを最適化することで、1GbE環境下でも上限値に近いスピードを実現。
また、1GbEでも従来製品に比べ速度アップしています。
これにより、ビジネスシーンでファイルのアップロード、ダウンロードの速度アップやテラステーション内のファイル操作時間の短縮、またPCなどのバックアップ時間を大幅に改善します。
【測定環境】
CPU:Intel(R)Core(TM)i7 4771、M/B:Intel(R) H87 chipset (MSI H87-G41)、メモリー:PC-1600 DDR3 8GB x4、NIC:Intel Gigabit CT Desktop (1Gbps用)、Intel(R) X540-T2 (10Gbps用) 、OS:Windows Server 2012 R2 64bit 【測定方法】4GB×1個のファイルをExplorerでコピー
10GbE環境の構築でバックアップ時間を削減

10GbE搭載の本製品と10GbE対応スイッチ(BS-MP20シリーズ、BS-XP20シリーズ)で10GbE環境を構築すれば、旧モデルでは約9時間50分かかっていたバックアップも約2時間17分 (※)で完了。バックアップ時間を約76%短縮します。
>>BS-MP20シリーズはこちら
>>BS-XP20シリーズはこちら
※34.25GBのCドライブをArcserve UDP v6でイメージバックアップした時間を、2TBのデータに換算した理論値
(RAID 6のとき)
10GbE対応のテラステーションとスイッチの導入で業務効率アップ

10GbE環境がない場合にも、10GbE対応のテラステーションとスイッチを導入するだけで、テラステーションへのバックアップが約2倍高速に。10GbE同士なら約3倍になります。各部門にあるテラステーションをIT部門でまとめてバックアップを取るのに最適です。

■クライアントPC6台からの通信速度の測定
【10GbE環境】
NAS:TS5410RN RAID6 / スイッチ:BS-XP2012
【1GbE環境】
NAS:TS5400RN RAID6 / スイッチ:BS-GS2016
安定稼働

同時に複数のサーバーやPCから接続して運用されるテラステーションは、同時接続時の安定性も重要なポイントです。
例えば、業務時間外のPCの一斉バックアップや、授業などでのテラステーション内の動画の同時視聴など、一度に負荷がかかる状況を想定し高負荷動作試験を実施しました。
24時間連続での同時フルアクセス時の安定稼働台数検証では、同時に60台のPCが安定稼働できることが実証されました。
これは従来品(TS5800DN)の40台に比べ約1.5倍であり、多台数のサーバーやPCが同時稼働する環境にも安心してお使いいただけます。
【測定方法】
60台のクライアントPCをTS51210RH2412に接続し、書き込み/比較/削除を一斉に繰り返し、24時間エラーなく終了することを確認

「壊れにくい」と「データを守る」の両面が充実
長時間稼働と継続運用を支える、高信頼設計
高信頼設計
長期安定稼働を実現する3つのポイント「ニアラインHDD」「リダンダント電源」「ファームウェア二重化」

1.ニアラインHDD
本製品に搭載のHDDには、長期間駆動に向いているニアラインHDDを採用。ニアラインHDDとは、通常のデスクトップ向けNAS専用HDDに比べ、耐振動性に優れ、低エラーレート、高速レスポンスに対応し、高品質部材による長寿命を実現したHDDです。全てのHDDに加速度センサーを搭載。ラックに設置された他の機器からの振動によるダメージ回避とパフォーマンスロスを最小限に抑えます。

主な用途は信頼性の高いバックアップなどが求められる分野で、ニアラインHDDは重要なビジネスデータの安全な保存と長期安定稼働を実現します。
2.リダンダント電源
2系統の電源で冗長性を持たせたリダンダント電源を採用。信頼性の高いバックアップなどが求められるテラステーションで、重要なビジネスデータの安全な保存と長期安定稼働を実現します。大規模オフィスやデータセンターなどでの使用に耐えうる高信頼性を実現しています。
3.ファームウェア二重化構造

HDDとNANDフラッシュ上にファームウェアを二重化して保持。
万が一、HDD上のファームウェアが壊れても、NANDフラッシュ上のファームウェアから自動で修復を行います。
これにより、システムダウンを防ぎ長期安定稼働を提供いたします。
また、自動修復できない場合でも、ファンクションボタンを押しながら起動させることで、現場にてすぐに修復が可能。
継続運用
本製品では以下のRAIDが選べます。(出荷時はRAID6に設定されています)
・RAID6・RAID5・RAID10・RAID1・RAID0

初期設定のウィザード内でRAID6/RAID5の設定を行えます。
RAID5を選択した場合でもおよそ10分程度で RAID切替完了。
お客様のご使用になる環境に合わせたRAID設定ですぐに運用を開始できます。
(出荷時はRAID6に設定されています)
RAIDシステムの耐障害性の低下状態を最小限にする「ホットスペア」
HDDの故障に備えて、あらかじめ予備のHDDを待機させておくことが可能です。
これにより、HDD故障発生時には自動で故障前の状態に修復します。
※RAID6、5、10、1の時に使用可能
電源ONのままHDD交換できる「ホットスワップ」に対応
「ホットスワップ」に関する詳細はこちらをご覧ください。
2台に自動保存・自動切り替えでダウンタイムを短縮する「フェイルオーバー」
「フェイルオーバー」に関する詳細はこちらをご覧ください。

HDD障害等をメール通知やネットワーク管理ソフトで管理
トラブルの未然防止とトラブル時のデータ保護機能
データ保護
以下のバックアップができます。
・スケジュールバックアップ(通常、増分、差分、履歴管理バックアップ)
・レプリケーション
・まとめてバックアップ
詳細はこちらをご覧ください。
万が一のトラブル時もデータを守る多彩なバックアップ
クラウド保存で災害から守る「オンラインストレージ連携」
【対応しているクラウドサービスのご紹介】
・Amazon S3
・Dropbox/Dropbox Business
詳細はこちらをご覧ください。
迅速な復旧
故障時の復旧や複数台導入時に「設定の保存・復元」

USBメモリー※1を本製品に接続し、設定内容を保存可能。故障時の復旧や複数台導入時にUSBメモリーからの設定復元機能を使って、簡単に設定内容を適用できます。
主な設定内容:
・ユーザー
・グループ
・共有フォルダー
・アクセス制限※3
・バックアップ設定
※1:USBメモリーは別売りとなり本製品には添付されていません。
※2:ディスク構成を予め揃える必要があります
※3:Windowsエクスプローラー上で設定したアクセス制限は保存・復元できません。

ストレージ運用に安心
IT部門に最適な管理機能
ユーザー管理
Active Directoryとの連携で管理効率アップ
Active Directoryに関する詳細はこちらをご覧ください。
テラステーションによる高度なアクセス管理
共有フォルダー内のファイルやフォルダーに対して、Windowsのエクスプローラーからアクセス権限を設定できる「サブフォルダ―アクセス制限」機能を搭載。
本機能を有効にすることにより、例えば企業の組織構造に合わせたフォルダー階層構造でも、各部署ごとにアクセス権限を設定できます。
ユーザー・グループごとに柔軟なアクセス制限が行える「アクセス管理/サブフォルダーアクセス制限」に関する詳細はこちらをご覧ください。
運用管理
UPS連動に対応。1台のUPSで複数のNASを安全にシャットダウン
詳細はこちらをご覧ください。
>>「UPS(無停電電源装置)対応一覧」はこちら
任意の時間だけ稼動させるタイマーON/OFF機能
タイマーON/OFFに関する詳細はこちらをご覧ください。
リプレース作業の工数を削減。マイグレーション機能。
マイグレーション機能(設定データコピー機能)なら、古いNASに保存された設定をそのまま簡単に移行。
詳細はこちらをご覧ください。
HDDや本体の状態を監視する「メール通知」機能

HDDや製品本体のエラー情報や、S.M.A.R.T (HDDに搭載されている自己診断機能)情報などをメールでお知らせ。
HDDの状態把握、障害の早期発見・故障予測に役立ちます。
メール通知より得られた情報から故障前の交換や事前準備をすることで、製品本体の故障やHDDの故障による業務運用の停止、データの損失のリスクを減らすことができます。
・エラー情報のメールでは、対応方法もメール内で紹介
→トラブルの早期対応ができ、運用・定期報告、情報、警告、異常などのメールの通知内容を細かく設定でき、環境に合わせ必要な情報だけをメール通知できます。
→メールの内容から情報を探す手間がなく、また、大量のメールが日々送られる問題を解決します
「SNMP」対応で各社ネットワーク監視ソフトと連携
本製品はSNMP v2/v3に対応。
ネットワーク監視ソフトウェアでS.M.A.R.T情報やバックアップ状況、テラステーションの設定などの情報取得が可能です。
また、死活監視や、RAIDアレイ情報等も監視することができます。
■SNMP v3でプロトコルの暗号化に対応
[ SNMPプロトコルで取得できる代表的なプライベートMIB情報 ]
HDDの情報(設定、使用量、ディスク状態)
製品モデル名
バックアップタスク
RAIDアレイ
エラー
フェイルオーバー
個別設定
ファームウェアバージョン
シリアル番号
ファームウェアアップデートの有無
各機能のON/OFF設定状態
取得できるプライベートMIB情報の詳細については、プライベートMIBダウンロードページをご確認ください。

■PRTG Network Monitor
PRTG Network Monitor(ネットワークモニター)は追加アドオン不要、追加コスト不要のオールインワンネットワーク監視・サーバー監視ツールです。
Windowsで ご利用いただけるため、特別な環境を必要としません。ネットワーク自動検出、設定ウィザード、200種類を超える組み込み済みセンサーなど、トレーニング不要で誰でもすぐに使い始めることができます。
>>「PRTG Network Monitor」紹介ページへ
■Zabbix
ZabbixはITインフラストラクチャ・コンポーネントの可用性やパフォーマンスを監視するためのエンタープライス向けソフトウェアです。Zabbixはオープンソース・ソフトウェアとして開発されており、無料でダウンロードいただくことが可能です。
>>「Zabbix」紹介ページへ
>>TeraStationでの設定ファイルはこちらからダウンロードいただけます。
※ソフトウェアに関する質問は、各メーカーにお問合せください。
※ソフトウェアの購入に関する相談は、各メーカーもしくは販売店にお問合せください。

盗難・情報漏洩から大切なデータを守る
豊富なセキュリティー機能
盗難対策・情報漏洩
万が一盗難にあっても、ディスク暗号化で安心

本製品を暗号化設定することで、ドライブに書き込まれるデータが暗号化されるようになります。そのため、ハードディスクを持ち出されても他のパソコンやテラステーションでは読み出せません。また、テラステーション内のファイルが入っている共有フォルダーにパスワードを設定することでパスワードを知っているユーザーだけがファイルにアクセスできるようになります。
不正起動を防止「起動認証」機能

本体の起動時に起動認証管理ツールをインストールしたWindowsサーバー/パソコン(起動認証管理サーバー)と、VPNなどのローカルネットワーク経由で自動的に認証処理を行います。認証に失敗する場合や、起動認証管理ツールでブロックしている場合は、本体が起動しないため、盗難等による不正起動を防止します。
Windowsパソコンにインストールした起動認証管理ツールを使用して、複数のテラステーションを一括管理できます。管理下にある各テラステーションの状態を見る事もできるので、トラブル等にも素早く対応できます。

起動認証管理ツールで一括管理
起動認証管理ツールを使用して、複数のテラステーションを一括管理できます。
管理下にある各テラステーションの状態を見る事もできるので、トラブル等にも素早く対応できます。
>>起動認証管理ツール for テラステーションをダウンロード(無料)

テラステーションの起動認証設定は、本体設定画面にある起動認証を有効にし、起動認証管理サーバーのアドレスを指定するだけで設定が完了します。
※起動認証機能を有効にするには起動認証ツールと接続が可能な状態で実行する必要があります。
※起動認証機能の設定時にはHDDのフォーマットを伴います。初期設定時に実施することをおすすめします。

ネットワークに接続できない場合でもパスコードによる認証が可能
ネットワーク障害等で一時的にネットワーク接続ができない場合、起動認証管理サーバーの管理者から認証用パスコードを電話やメールで入手し、現場のスマホやパソコンからテラステーションに直接入力する事で認証が可能です。

テラステーションをより安心のファイルサーバーに
ウイルスチェック機能拡張パックに対応

ウイルスに感染すると、パソコンが動かなくなったり、大事なデータが消えたり外部に流出するなど大変危険。ウイルス対策を万全にしておくことが重要です。
例えば、ウイルス対策していないパソコンが共有ファイルサーバーにウイルス感染したファイルを保存すると、ファイルサーバーからネットワーク経由で他のパソコンに感染が拡大してしまうことも。知らないうちに自分のパソコンがウイルス感染していることもあるのです。
「ウイルスチェック機能」で感染ファイルの侵入を自動検知・隔離する

テラステーションにウイルスチェック機能を導入して、ネットワーク上のウイルス感染拡大を防止。万が一ウイルス対策の不十分なパソコンがネットワークに接続し、ウイルス感染したファイルをテラステーションに転送した場合も、ウイルスチェック機能のあるテラステーションならウイルスを自動で検知し、ファイルの隔離・ウイルス駆除を実施。他のパソコンがウイルス感染したファイルにアクセスするのを未然に防げます。
ウイルスチェック機能を追加するための拡張パックをご用意

本製品にウイルスチェック機能を追加するには拡張パック OP-TSVCシリーズを使用します。また同拡張パックを使用することでウイルスチェック機能をすでに使用しているテラステーションでウイルスチェック機能の有効期間を延長することが可能です。
>> ウイルスチェック機能の詳細についてはOP-TSVCシリーズ製品ページをご覧ください
※ウイルスチェックの有効期間や購入例についてはOP-TSVCシリーズ製品ページをご覧ください

運用方法に合わせて選べる
豊富な保守メニュー、最大7年までの保守に対応
【保守パックのご紹介】
・「オンサイト保守」 HDD返却不要パック
・「デリバリー保守」HDD返却不要パック
>>詳細はこちら
